この記事では、「分ける」と「区切る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分ける」とは?
分けるは、「わける」と読むのが正しい読み方となっているのです。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、わけるやわかれるといった意味を持っている「分」の漢字に、平仮名の「ける」を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から「分ける」は、1つに纏まっているものを幾つかに分割するとか、種類により区分を行うといった意味を示すのです。
「区切る」とは?
区切るは、「くぎる」と読むのが正解な言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、くぎるや分ける等の意味を有する「区」の漢字に、「きる」とか「きりさく」といった意味がある「切」の漢字を付け足し、平仮名の「る」を加える事で成立した言葉です。
だからこそ「区切る」は、言葉や文章等をに纏まりで切れ目を付けたり、広さがあるものに境界をつけて行く事を表します。
「分ける」と「区切る」の違い
「分ける」と「区切る」の違いを、分かりやすく解説します。
分けると区切るの文字表記を並べて比較すると、「分け」と「区切」という文字の違いが存在する事に気付けるものです。
つまりは最後の「る」の文字は共通しており、更に表現する意味も似ている部分があります。
とはいえ「分ける」は、1つのものや1つに纏まったものを複数のグループに分割する事を意味するのです。
もう一方の「区切る」は、平面的なものを分けるのに加え、言葉とか文章、仕事等を複数に分けるという意味を表します。
「分ける」の例文
・『ケーキを5つに切り分ける事にしました』
・『遺産を平等に分けるのは思っていたよりも難しかったです』
「区切る」の例文
・『大部屋をカーテンで区切る事にしました』
・『1つの文章が長過ぎるので、幾つかに区切るべきです』
まとめ
2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、分割するといった同じ様な意味を所有しているのです。
故に上手に使い分けを行うには、それぞれの言葉の意味をきちんと理解する事が大事だったりします。
ちなみに分けるは、1つのものや纏まっているものを幾つかのグループに分割する事を示すのです。
対する区切るは、文章とか言葉、仕事に加え、平面的なものをある纏まり毎に分割する事を意味する言葉となっています。