「物知り」と「博識」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「物知り」と「博識」の違いとは?言い換え

この記事では、「物知り」「博識」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「物知り」とは?

道具の使い方や物の特長にいたるまで幅広く知る人を「物知り」【ものしり】といいます。

物だけではなく、海外では今何が流行っていて使われているか知り、その物で何ができるか伝えられるほどの知識があるのです。

また国による食文化や考え方の違いを知っていたり、どういった服装や内装を好むかなど普通の人が知らないことまで熟知しています。

「博識」とは?

専門家でもないのに、文学や政治、流行にいたるまで幅広い知識を持っている人を「博識」【はくしき】といいます。

少しだけ知識を持っている状態ではなく、専門家のように深い知識を学び、身に付けている人を指すのです。

また、社会や経済、芸術など普通の人よりも色々な分野を学ぶ努力を重ねていて、かなりの知識人として頼りになります。

とくに、学問的なことを深く知る人を指すわけです。

「物知り」と「博識」の違い

ここでは「物知り」「博識」の違いを、分かりやすく解説します。

流行り物から人々の考え方、好きな物にいたるまで幅広く知る人を「物知り」といいます。

このような人は、上司の好きな食べ物や趣味なども知っている場合もあり、何を贈れば喜ぶか調べるときの参考人となるのです。

学問的なことを取り上げて深く学ぶだけではなく、流行や社会、芸能といった幅広い分野について学んで知識を身に付ける人を指します。

日常的に使える知識がある人を「物知り」と呼び、「博識」は博士のような専門的知識を持ち合わせる人を指すところが違う点です。

「物知り」の例文

・『日本各地の漆器が好きで物知りな弟は家族の自慢だ』
・『物知りの母は近所から一目置かれる存在だった』

「博識」の例文

・『博識で類稀な才能がある弟にかなう者はいなかった』
・『人気がある司会者こそ博識な者でなければ勤まらない』

まとめ

いずれも色々な知識がある人と分かりますが、学問的なものに詳しいときは「博識」を使います。

どのような知識を持つ人を指すかに注目して、どう使うか学んでみるといいでしょう。