この記事では、「取りやめ」と「無しにする」の違いを分かりやすく説明していきます。
「取りやめ」とは?
予定していたことや実行中のことをやめることを意味する言葉です。
中止やキャンセルと同じような意味ですが、より丁寧な表現だと言えるでしょう。
「無しにする」とは?
あるものや状態をなくすことを意味する言葉です。
削除や廃止と同じような意味ですが、やや古風な表現だと言えるでしょう。
「取りやめ」と「無しにする」の違い
「取りやめ」と「無しにする」の違いを、分かりやすく解説します。
「取りやめ」は、予定や計画などを実行しないことにすることを表現する際に使用する言葉です。
主に、自分の意志や判断で決めることを表現します。
その一方で、「無しにする」は、何かをなくしたり、存在しないことにしたりすることを表現する際に使用する言葉です。
主に、他人や状況によって強いられることを表現します。
このように、「取りやめ」は自発的な中止、「無しにする」は他動的な消去というニュアンスがあると考えられます。
「取りやめ」の例文
・『本日は大雨なので、お出かけすることは、取りやめするようにしましょう』
・『今回のプロジェクトは、あまりにも上手くことが運んでいないので、途中で取りやめになった』
「無しにする」の例文
・『あなたが提案した内容は、無しにすることにしました』
・『今回の契約は無しにすることにしましょう』
まとめ
「取りやめ」と「無しにする」は、どちらも予定や計画などを中止するという意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「取りやめ」は、自分の判断や都合で中止する場合に使用する言葉です。
相手に対して丁寧な言い方ですが、強いる力はないと考えられます。
その一方で、「無しにする」は、相手の判断や都合で中止する場合に使用する言葉です。
相手に対して強い言い方ですが、納得させることが求められます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。