この記事では、「出稼ぎ」と「単身赴任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出稼ぎ」とは?
出稼ぎとは、一定の期間本来の居住地を離れて働き、収入を得ることをいいます。
就労期間が終わった後は、また元の居住地に戻ります。
日本では1か月以上1年未満、居住地を離れて働く人について出稼労働者と定義しています。
また、外国から日本に来て働くことや日本から海外に行って働くことを指す場合もあります。
「単身赴任」とは?
単身赴任とは、仕事の都合により家族から離れて任務地に赴くことやその地で働くことをいいます。
配偶者や子どもがいる場合に限られていて、親と暮らしていた人が転勤によって一人暮らしをするような場合には単身赴任とはいいません。
全国に拠点があるような企業では転勤があることも多く、単身赴任を選択する家庭も沢山あります。
「出稼ぎ」と「単身赴任」の違い
出稼ぎは一定期間本来の居住地を離れて働くことで、元々の居住地でしていた仕事とは異なる仕事をすることが多いです。
単身赴任の場合には、元々の居住地でしていた仕事をすることが多く、勤務地は変わっても務めている会社は変わりません。
「出稼ぎ」の例文
・『祖父は農家で米作りをしていたが、それだけでは食べていけないので出稼ぎに出ていたと聞いている』
・『この辺りは外国から出稼ぎに来る労働者が多く住んでいるから街中を歩いていると外国人を多く見かける』
・『海外の方が賃金が高いので、日本から出稼ぎに行く人が増えている』
「単身赴任」の例文
・『地方に辞令が出たが子どもの教育を考えると単身赴任になるだろう』
・『我が家では母が海外に単身赴任しており、子ども達は日本にいる』
・『私の夫は長く単身赴任をしていてあまり会えないけれど、夫婦仲はとても良好だ』
まとめ
出稼ぎは一定期間元の居住地を離れて働き収入を得ることで、単身赴任は転勤などで家族の元を離れて働くことです。