この記事では、「埋まる」と「うずまる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「埋まる」とは?
埋まるは「うまる」と読みます。
地面の中に、何かが入ってしまうことを埋まるといいます。
また「会場が埋まる」のように、あるスペースの中に大勢のお客さんが訪れて、満席になることもいいます。
また「募集定員が埋まる」のように、空きがなくなることも「埋まる」といいます。
ぽっかり空いていた空洞に、何かが詰まっていくこと、いっぱいになることが「埋まる」です。
「うずまる」とは?
「うずまる」とは、外から様子が分からなくなることをいいます。
またすき間が無くなって、満ちていくことも「うずまる」といいます。
もとの状態が分からなくなるくらい、広がること、散りばめられることが「うずまる」です。
またマフラーやニット、毛布などの布に包まれることも「うずまる」といいます。
この場合は顔や体が、覆い隠されてしまうことを表現しています。
覆われること、包まれることが「うずまる」といえるでしょう。
「埋まる」と「うずまる」の違い
「埋まる」と「うずまる」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「う」から始まる、よく似た表現です。
「うずまる」は漢字に直すと「埋まる」のため、ボーダーラインを引くのが難しいことも。
ただ漢字の「埋まる」は恐竜の遺跡や、お宝の発掘など「土に関わるもの」を掘り起こす時によく用いられています。
一方でやわらかい雰囲気の「うずまる」は本や洋服、毛糸やブランケットなど、布製品に多く用いられます。
「埋まる」の例文
・『地中に埋まる埋蔵金を求めて、多くの探検家がやって来ました』
・『人気アイドルのコンサートが開かれ、会場は9割方埋まりました』
「うずまる」の例文
・『棚から物が落ちてきて、床一面にうずまりました』
・『寒いのでコートの襟を立てて、うずまることにしました』
まとめ
「埋まる」と「うずまる」について、お知らせしました。
表現の差を学んで、日常生活に役立てていきましょう。