「毎回」と「毎度」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「毎回」と「毎度」の違いとは?言い換え

この記事では、「毎回」「毎度」の違いを分かりやすく説明していきます。

「毎回」とは?

繰り返し行われるある物事のその回ごとにという意味をもつ言葉です。

「毎回」という表現には、「毎度同じようにそうしている」「その回ごとに同じような現象が起こる」などのような物事・行為・現象の反復的な再現のニュアンスが含まれています。

「毎度」とは?

「何かがあるその度ごとに」「同じ事柄が同じように繰り返されるさま」を意味する言葉です。

「毎度」という言葉には、いつも・毎回といった副詞的に使用される意味も含まれます。

また、「毎度」の表現は、「毎度ありがとうございます」という定形的な感謝を示す使い方が可能であるのに対し、「毎回ありがとうございます」という使い方は、基本的にしません。

「毎回」と「毎度」の違い

「毎回」「毎度」の違いを、分かりやすく解説します。

「毎回」「毎度」は、どちらも「繰り返し実施されるある物事が起こる度ごとに」という意味をもつ言葉ですが、使い方には違いがあります。

「毎回」「ある物事が行われるその回ごとに」というニュアンスが強く、物事・行為・現象の反復的な再現を表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「毎度」「何かがあるその度ごとに」というニュアンスが弱く、いつも・常にという意味に近くなる言葉だと言えるでしょう。

「毎回」の例文

・『彼女は毎回テストで高得点をとる』
・『毎回のように同じミスすることは、改善しなければならない』

「毎度」の例文

・『毎度ありがとうございます』
・『毎度のように遅刻することは良くない』

まとめ

「毎回」「毎度」は、どちらも「繰り返し行われるある物事のその回ごとに」という意味で使用される言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「毎回」は、ある物事が行われるその度に、同じような様子や結果があることを表現する言葉です。

その一方で、「毎度」は、「毎回」よりも「いつも」という意味が強く、定形的な感謝や挨拶を表現する際に使用される言葉です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。