「必ず必要」と「必要不可欠」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「必ず必要」と「必要不可欠」の違いとは?言い換え

この記事では、「必ず必要」「必要不可欠」の違いを分かりやすく説明していきます。

「必ず必要」とは?

「必ず必要」(かならずひつよう)とは、「かならず要ること」を意味しています。

ただ「必要」という言葉だけでも、「あるモノや行動が必ず要る」の意味を表すことはできます。

そのため、「必ず必要」「必要」という言葉を強調してはいるものの、「必ず」の同じ意味を持つ言葉を重ねた回りくどい「重ね言葉(重言・じゅうげん)」ということになります。

「必要不可欠」とは?

「必要不可欠」(ひつようふかけつ)とは、「かならず要って、欠かすことができない」を意味しています。

「必要不可欠」は、「必要」「不可欠」という二つの言葉を組み合わせてつくられています。

「必要」という言葉は、「かならず要ること」を示しています。

「不可欠」の言葉は「欠かすべからず」と読むこともでき、「欠かしてはならない・無くてはならない」を意味しているのです。

「必ず必要」と「必要不可欠」の違い

「必ず必要」「必要不可欠」の意味の違いを、分かりやすく解説します。

もっとも大きな違いは、「必ず必要」は正確には正しい言葉遣いではないということです。

「必要」「必ず」の意味がすでに含まれているため、「必ず必要」という言い回しは、同じ意味の言葉を繰り返している「重ね言葉(重言・二重表現)」になっている違いがあります。

「必要不可欠」という言葉も「必要であることを強調した表現」ですが、こちらは重ね言葉(重言)ではなく正しい言葉遣いになっているのです。

「必ず必要」の例文

・『英語学習には英和辞典などの辞書が必ず必要です』
・『職業キャリアを積み上げるには、専門分野のスキルを磨く努力が必ず必要になります』

「必要不可欠」の例文

・『冬山登山をするのであれば、防水透湿性の防寒着と火を起こせる燃料・ギアが必要不可欠です』
・『男性が40代以上の年齢で婚活をするのであれば、しっかりとした職業と一定以上の資産は必要不可欠です』

まとめ

この記事では、「必ず必要」「必要不可欠」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「必ず必要」「必ず」という言葉を繰り返し使っている間違った「重ね言葉(二重表現)」になっています。

一方、「必要不可欠」「必ず要って無くてはならない」の意味を持つ正しい言葉なのです。

「必ず必要」「必要不可欠」の意味の違いや例文を調べたいときは参考にしてください。