「来る」と「やって来る」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「来る」と「やって来る」の違いとは?言い換え

この記事では、「来る」「やって来る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「来る」とは?

人やもの、時期など、話し手が所在する場所に対し、近づくことを意味する言葉です。

「来る」という言葉は、自動詞として、意志に関係なく実施される動作や事態を表現します。

また、「来る」は、補助動詞としても使用され、動作や事態の進行や推移を意味すると言えるでしょう。

「やって来る」とは?

「来る」という言葉に、「やって」という接頭語が付いたものを指す言葉です。

「やって来る」という言葉は、「来る」よりも、遠方から苦労をかけた末に、話し手のいる場所に到達することを表現すると考えられます。

また、「やって来る」は、時期が訪れた際にも使用され、その時期が間近に迫ってくるさまを表すと言えるでしょう。

「来る」と「やって来る」の違い

「来る」「やって来る」の違いを、分かりやすく解説します。

「来る」「やって来る」は、似たような意味の動詞ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。

「来る」は、話し手のいる場所や領域に、何かが近づくことを表現する際に使用する言葉です。

「来る」という表現は、人や物、時間や事態など、さまざまなものに使用可能だと考えられます。

その一方で、「やって来る」は、「来る」よりも強調的な表現を意味する言葉です。

「来る」以上に、遠方からわざわざ訪れることや、目的をもって訪れることを表現する言葉だと言えるでしょう。

「来る」の例文

・『明日になると、彼女が遊びに来るようだ』
・『彼が家に来ると、いつも部屋がぐちゃぐちゃになる』

「やって来る」の例文

・『このレストランは人気店なので、毎日たくさんの人たちがやって来る』
・『彼女がやって来ると、辺りが華やかな雰囲気になる』

まとめ

「来る」「やって来る」の違いとしては、基本的に、移動の距離や労力などを表現するニュアンスの違いだと言えます。

「来る」は、単純に、何かが自分の場所や視点に近づくことを表現する言葉です。

その一方で、「やって来る」は、何かが遠くから労力を割き、もしくは何かの目的で自分の場所や視点に近づくことを強調する言葉だと言えるでしょう。