この記事では、「約束」と「ルール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「約束」とは?
約束とは、当事者の間で取り決めることをいいます。
「約束する」とか「約束を交わす」といった使い方をします。
ある物事についてあらかじめ取り決め、それを変えないとすることやその事柄を約束と呼んでいます。
それから「将来が約束されている」といったように、実現が確実視されていることを指す場合もあります。
「ルール」とは?
ルールとは、規則や決まりのことをいいます。
規則は何かの行為や事務手続きなどが、それに基づいて行われるように定めた事柄のことです。
決まりは守るべき事柄のことをいいます。
ルールは英語のruleをそのまま日本語読みした言葉で、ruleには「規則、習慣、支配」といった意味があります。
「ルールに従う」とか「ルール違反」といった使い方をします。
「約束」と「ルール」の違い
約束は当事者の間で取り決めることで、ルールは規則や決まりのことをいいます。
ルールは社会的に決められた約束ごとになります。
約束は個人的に取り決めたものを指す場合が多いです。
「約束」の例文
・『二人は結婚することを約束していましたが、彼の方が心変わりし結婚は破談になりました』
・『あなたはいつも口先だけなので、できない約束はしないでほしいと思います』
・『一緒に卒業旅行に行こうと約束していたのに、彼女は別のグループの人たちと行ったようです』
「ルール」の例文
・『サッカーのルールでは、審判がレッドカードを示したらその選手は退場になります』
・『自転車に乗る際には、きちんと交通ルールを守ることが重要です』
・『子ども達には社会のルールやモラルを守ることを教えています』
まとめ
約束は当事者の間で取り決めることで、ルールは規則や決まりのことをいいます。
個人的に取り決めたのは約束で、社会的に取り決めた約束がルールになります。