物事や行為を止めることを表す言葉には「辞退」や「棄権」があります。
この記事では、「辞退」と「棄権」の違いを分かりやすく説明していきます。
「辞退」とは?
「辞退」とは人に勧められたことを断るという意味や放棄するという意味があります。
「辞退」は基本的に遠慮して断る時に使う言葉であり、丁寧に断る時も使われます。
「辞退」はこれ以外にも自分の権利や身分など遠慮して放棄する時にも使うことが可能です。
「内定辞退」とは決まっていた内定を断る時に使う言葉であり、丁寧な返事で連絡することがマナーとなっています。
「棄権」とは?
「棄権」とは権利を捨てて使わないことを表す言葉です。
「棄権」は試合や勝負の場面から投票や決議の場面でも行使することが可能です。
スポーツにおける「棄権」は特定のトラブルが発生したり怪我によるものが多く、これらは個人競技で発生します。
「棄権」の類義語には「放棄」がありますが、こちらは権利以外にも物体などを投げ捨てるという意味で使うことが可能です。
「棄権」はカタカナ語で「リタイア」で表現されており、こちらは色々な場面で使われています。
「辞退」と「棄権」の違い
「辞退」は人から勧められたことを断るという意味の言葉です。
「棄権」とは持っている権利を捨てることを表す言葉であり、スポーツや競技などで使われています。
「辞退」の例文
・『内定辞退のメールを送らないといけないのですが、文面が中々思いつきません』
・『この条件では辞退せざるを得ないと思ったので、お断りしました』
「棄権」の例文
・『前回優勝した選手が棄権したことを聞いたので、どうしてだろうと思いました』
・『今回の選挙では棄権する人が大分少なくなったのでよい傾向だと思います』
まとめ
「辞退」は人から勧められたものを遠慮して断ることを表す言葉であり、仕事の場面でもよく使われています。
「棄権」は持っている権利を捨てることを表す言葉です。
