この記事では、「かなり」と「非常に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かなり」とは?
一般的に推測されるものよりも、数量や程度が甚だ多い様子を意味する言葉です。
際立ったわけではありませんが、並の度合いを優に超えているという印象を与えます。
また、「かなり」は、「自分が想像していた以上に」という意味でも使用される言葉だと言えるでしょう。
「非常に」とは?
通常時とは一線を画し、緊迫した状態や、程度が甚だし様子を意味する言葉です。
緊迫した事態や思いもよらない変事を表現する際に使用されます。
また、「非常に」という言葉は、とてもや大変などの言葉と同様に、良くも悪くも、その振れ幅が大きいさまを意味する言葉だと言えるでしょう。
「かなり」と「非常に」の違い
「かなり」と「非常に」の違いを、分かりやすく解説します。
「かなり」と「非常に」は、共に、何かの事象に対し、その程度が大きいことを意味する副詞ですが、ニュアンスや使用されるシーンに違いがあります。
「かなり」は、一般的なものよりも、甚だ大きいことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「非常に」は、際立って高いさまを表現する際に使用する言葉です。
このように、基本的には、「非常に」の方が「かなり」よりも強調した表現ですが、文脈や話し手の感情によって使い分けられるでしょう。
「かなり」の例文
・『この作業は、かなりの時間を要するので、可能であれば、時間に余裕がある時に取り組みたい』
・『彼女はかなりの美人なので、多くの男性から人気がある』
「非常に」の例文
・『このレストランは非常に料理のクオリティが高い』
・『インドでも、このエリアは非常に危険なことで知られている』
まとめ
「かなり」と「非常に」は、共に、程度や強さを表現する際に使用する副詞ですが、使い分けがあります。
「かなり」は、予想以上に高い程度や強いインパクトを表現する言葉です。
その一方で、「非常に」は、極めて高い程度や強いインパクトを表現する言葉です。
一般的に、「非常に」の方が、「かなり」以上に、より強い感情という印象を与えると言えるでしょう。