「輻射」と「反射」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「輻射」と「反射」の違いとは?言い換え

この記事では、「輻射」「反射」の違いを分かりやすく説明していきます。

「輻射」とは?

「輻射」「ふくしゃ」と読みます。

「輻射」は、「エネルギーや熱が放射状に広がること」です。

物体から熱が放射状に伝わることを「輻射熱」、また光が放射状に広がることを「輻射光」と表現します。

例えば、ストーブなどの暖房器具から熱が部屋の中に広がっていく様子は「輻射」という言葉で表現できます。

またコタツによって、布団の中が暖まるのも「輻射効果」と言えます。

「反射」とは?

「反射」「はんしゃ」と読みます。

「反射」は、「媒質中を進む光や音などの波動が、媒質の境界面に当たって向きを変えて、元の媒質に向かって進むこと」です。

ちなみに「媒質(ばいしつ)」には「力や波動などの物理的作用を、他へ伝える仲介物になること」です。

例えば、音を伝えるための空気がそれになります。

「輻射」と「反射」の違い

「輻射」「反射」の違いを、分かりやすく解説します。

「輻射」は、「エネルギーや熱が放射状に広がること」です。

一方で「反射」は、「媒質中を進む光や音などの波動が、媒質の境界面に当たって向きを変えて、元の媒質に向かって進むこと」です。

このように、「輻射」「熱などが放射状に広がること」を意味するのに対して、「反射」「光などが何かにぶつかり、反対方向に向きを変えること」を意味するという違いがあります。

「輻射」の例文

・ 『輻射熱を部屋の外に排出するため、窓を開ける』
・ 『太陽の輻射が強いエリアでは、日焼けしやすい』

「反射」の例文

・ 『音が山に反射して、こだまになる』
・ 『光が鏡で反射して、まぶしい』

まとめ

「輻射」「反射」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、使い分けられるようになるのではないでしょうか。