この記事では、「くだらない」と「しょうもない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「くだらない」とは?
どうしようもないほど相手が話す内容がつまらないと感じることを「くだらない」と言います。
例えば、下着が破けて着られなくなっただの、自動販売機から10円のお釣りが出てこなかったなど聞いても仕方がないと感じる話をするのです。
それほど聞くだけ無駄と思う体験談を聞いたときに感じる気持ちを如実に表します。
使い方としては、「くだらない提案は却下する」といかに相手にできないと思う場面で使うのです。
「しょうもない」とは?
まったく話にならないほど手段も解決方法さえないと感じる問題に対して、お手上げの気持ちを伝えるのが「しょもない」です。
聞くほど馬鹿らしくて相手にしたくないといった意味で使われています。
この言葉は金沢方面で使われている「しょむない」から「仕様がない」となり、さらに変わった言葉です。
意味としては薄味のため水っぽくて美味しくない味であると伝えられます。
「くだらない」と「しょうもない」の違い
ここでは「くだらない」と「しょうもない」の違いを、分かりやすく解説します。
聞くまでもないほど相手の話の内容がお粗末と感じることを「くだらない」といいます。
このような意味から、「彼はくだらない人間だ」とかなり馬鹿にする気持ちを込めて人に伝えるのです。
もう一方の「しょうもない」は、見ていて馬鹿らしいと感じるほど動きや話を聞いたとき使われています。
「くだらない」とほぼ同じ意味として使われていますが、関東や東北方面ではあまり使われていません。
「くだらない」の例文
・『根拠がなく、くだらない噂話する友人には電話しない』
・『くだらない恋愛しかしてこなかった姉の恋愛論は説得力が無い』
「しょうもない」の例文
・『しょうもない自慢話を永遠と聞かされて頭が痛くなった』
・『しょうもない弟の失敗談を聞いてしまった自分が情けない』
まとめ
どちらもがっかりするほどの話を聞いたとき、無視する気持ちを伝えます。
ただ、地方によっては面白みがない話であるとき独特な方言で気持ちを伝えると覚えておくといいでしょう。