「もっとも」と「当然」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「もっとも」と「当然」の違いとは?言い換え

この記事では、「もっとも」「当然」の違いを分かりやすく説明していきます。

「もっとも」とは?

とある事象について、筋道が通っていることを評する際に使用する言葉です。

その事象は、論理的に正しい根拠及び事実に基づき、正確であると判断されると言えます。

また、「もっとも」という言葉は、「なるほど」と同様に使用されますが、より感情的なニュアンスを含むでしょう。

「当然」とは?

「当然」と同じく、とある事象について、筋道が通っていることを評する際に使用する言葉です。

その事象は、ルール、法律、倫理などに基づき、正確であると判断されると言えます。

また、「当然」という言葉は、「当たり前」と同様に使用されますが、よりカジュアルな言い方だと言えるでしょう。

「もっとも」と「当然」の違い

「もっとも」「当然」の違いを、分かりやすく解説します。

「もっとも」「当然」は、似たような意味を表する言葉ですが、使い方によってニュアンスが異なります。

「もっとも」は、以前に話したことに対し、補うことや、一般的なものから外れているさまを表現する際に使用する言葉です。

相手の言うことを理解する際にも称されます。

その一方で、「当然」は、とある事象について、筋道が通っており、予想の範疇であることを表現する際に使用する言葉です。

自分の意思や感じていることを強調する際にも使用されると言えるでしょう。

「もっとも」の例文

・『彼は散々彼女に対して嫌がらせしたので、彼女が復讐したいと考えることはもっともだ』
・『彼は世界でもっとも活躍した日本人ボクサーとして知られている』

「当然」の例文

・『彼女が就職活動で、あの企業から内定を貰えないのは当然のことだと思う』
・『彼女は彼にとって大切な人なので、当然彼はいずれ結婚するつもりでいる』

まとめ

「もっとも」は、相手の言うことが筋道だっているという意味を表現する言葉です。

理屈にズレがない、納得できるものだという印象を与えます。

その一方で、「当然」は、あるシチュエーションやステータス、相手の主張が正しい、道理に適しているという意味を表現する言葉です。

このように、「もっとも」「当然」は、似ているように思えますが、微妙に違いがあります。

つまり、「もっとも」は、自分の目線からの意見や判断に対して使用され、「当然」は、他者目線からの事実や結果に対し使用されると言えるでしょう。