「一身上の都合」と「自己都合」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「一身上の都合」と「自己都合」の違いとは?言い換え

この記事では、「一身上の都合」「自己都合」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一身上の都合」とは?

自分の境遇にかかわる都合を意味する言葉です。

その背景にある理由はさまざまですが、あくまで「一身上の都合」と表現する場合は、くわしく相手に要因を伝えることはないと言えるでしょう。

「自己都合」とは?

自分が抱える、他の何かに影響を与えることを意味する言葉です。

基本的に、「一身上の都合」と同様の意味ですが、使用シーンが異なります。

また、「自己都合」という言葉は、あくまで、自分の問題で、他社に影響を与えることに対する、否定的なニュアンスを感じられます。

「一身上の都合」と「自己都合」の違い

「一身上の都合」「自己都合」の違いを、分かりやすく解説します。

「一身上の都合」は、自分の身の上に関わることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「自己都合」は、自分が抱える問題が、他にインパクトを与える事象を表現する際に使用する言葉です。

このように、「一身上の都合」「自己都合」の違いとしては、その人にある問題なのか、それとも本人以外のものなのかという点が挙げられます。

「一身上の都合」の例文

・『理由に関して深くは知らないが、彼女は一身上の都合により、我々の会社を退職することになった』
・『彼は一身上の都合によって、このチームから離れることになった』

「自己都合」の例文

・『彼は自己都合で退職したが、内訳はより高待遇の企業に転職することだった』
・『彼女はどんな物事も、自己都合だと思っているので、人のせいにしたりはしない』

まとめ

「一身上の都合」「自己都合」は、共に、自分の個人的な事情で辞める際に使用する言葉ですが、ニュアンスや使用シーンに違いがあります。

「一身上の都合」は、何かトラブルに見舞われたというニュアンスを含み、「自己都合」は、あくまで自分に原因があることを意味すると言えるでしょう。