「励む」と「努める」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「励む」と「努める」の違いとは?言い換え

この記事では、「励む」「努める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「励む」とは?

仕事に精を出して頑張ろうと思う気持ちを「励む」【はげむ】といいます。

例えば、与えられた仕事を質のいいものに仕上げようと思い、出来栄えが良い物を作るため仕事へ取り掛かるのです。

ただ頑張るのではなく、必死に取り掛かる様子が見られます。

使い方としては、「仕事に励む彼は素晴らしい」と褒め称える気持ちを込めて使うのです。

「努める」とは?

精を出して頑張ってやるべき事をするのが「努める」【つとめる】です。

「介護に努める」といえば、高齢者に寄り添って面倒を見るのが仕事でもあり、着替えの手伝いする、介護も担うなど様々な仕事します。

また、作業をやり遂げるため努力を持って取り掛かり、仕上げるという使命を全うするのです。

仕上げるためにはときに辛くても我慢したり、泣いたりせず取り掛かります。

「励む」と「努める」の違い

ここでは「励む」「努める」の違いを、分かりやすく解説します。

与えられた作業は前向きに対処して、一生懸命に集中して仕上げようと思う気持ちを「励む」といいます。

ここから「勉強に励む」といって、学ぶ努力を惜しまない様子が伝えられるのです。

もう一方の「努める」は前向きに努力して仕事に取り掛かり、ときに辛くても泣かない、逃げ出さないよう努力して仕上げます。

「励む」は自分のやる気に焦点を当てていますが、「努める」は努力してやり遂げる行動に注目する言葉です。

「励む」の例文

・『家族に満足のいく生活させられるように励む』
・『大学に行くため勉強に励む弟はとても凛々しく見える』

「努める」の例文

・『顧客が抱える悩みを解決するため努める』
・『百年続いた店を傾くことがないよう弟と共に努める』

まとめ

前向きに仕事をやろうとするところは同じですが、気持ちか行動を表すかの違いがあります。

どのような点が異なるかに焦点を当てて使い分けてみましょう。