「ベージュ」と「クリーム」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ベージュ」と「クリーム」の違いとは?言い換え

この記事では、「ベージュ」「クリーム」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ベージュ」とは?

「ベージュ」は、淡い茶色を指す色の名前です。

英語やフランス語では“beige”と表記し、まだ漂白や染色を一切していない状態の羊毛の本来の色を意味します。

和名では「白茶(しらちゃ)」、明るい黄赤などと呼ぶこともあります。

RGBカラーでは238,220,179と表記され、同じ茶系の色「らくだ色(キャメル)」「黄土色」より薄くて明るい色合いが特徴です。

落ち着いた上品な印象があり個性を主張し過ぎないので、インテリアやファッションにおいて無難に合わせられる色として広く用いられています。

また、「ベージュ」には「エクルベージュ」「フレンチベージュ」などさまざまな色が展開しており、ひとえに「ベージュ」と言っても色の濃淡、ニュアンスなどは微妙に異なります。

「クリーム」とは?

「クリーム」とは、脂肪分を多く含んだ濃厚な液体のことです。

英語では“cream”と表記し、一般に「クリーム」という名前は、乳脂肪分を原料とした「生クリーム」や油分を多く含む化粧品の「クリーム」を指す時に用いられます。

また、色の名前ではやや黄色味を帯びた白を「クリーム色」といいます。

日本語で「クリーム色」といえば、牛乳から作られる生クリームのような白がイメージされがちですが、英語で“cream yellow”(クリームイエロー)といい、カスタードクリームのような淡い黄色をしているところが特徴です。

RGBカラーでは238,220,179と表記され、似ている色の「きなり色」「象牙色」より黄色みを帯びています。

白や黄色よりも柔らかく優しい雰囲気を持ち、ファッションやインテリアにおいては白より汚れが目立ちにくいといったメリットがあります。

「ベージュ」と「クリーム」の違い

「ベージュ」「クリーム」の違いを、分かりやすく解説します。

「ベージュ」「クリーム」は、どちらも淡い色の名前という点が共通していますが、色のトーンが異なります。

「ベージュ」は羊毛本来の色を意味する淡い茶色です。

「クリーム」は脂肪分を多く含んだ液体のことで、色の名前ではカスタードクリームのような黄色味を帯びた白を指します。

「ベージュ」は茶色がかっていますが「クリーム」「クリームイエロー」とも呼ばれるように黄色がかった色をしています。

色が似ているイメージを持たれがちですが、比べてみると互いに色のニュアンスが違うことが分かるでしょう。

まとめ

「ベージュ」は羊毛のような茶系の色、「クリーム」はカスタードクリームのような黄色っぽい色です。

同じような色と思われがちですが、色名の意味や色調を比べてみると、はっきりした違いがみられます。