「冷静」と「穏やか」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「冷静」と「穏やか」の違いとは?言い換え

この記事では、「冷静」「穏やか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「冷静」とは?

「冷静」は、「れいせい」と読むのが正しい読み方となっているのです。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、温度が低いや情が薄い等の意味を持っている「冷」の漢字に、しずかとか心を乱さないで落ち着いているという意味の「静」の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から「冷静」は、感情に左右される事なく落ち着いている事を示すのです。

「穏やか」とは?

「穏やか」は、「おだやか」と読むのが正解な言葉となっています。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、落ち着いているやおだやかといった意味を所有する「穏」の漢字に、平仮名の「やか」を付け足す事で成立した言葉です。

だからこそ「穏やか」は、静かで安らかな様子とか、気持ちが落ち着き物静かな様を表します。

「冷静」と「穏やか」の違い

「冷静」「穏やか」の違いを、分かりやすく解説します。

冷静と穏やかの文字表記を比較してみると、使用している文字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。

所がどちらも落ち着いた様子を表現する言葉であり、表す意味には似ている部分はなくはありません。

とはいえ意味のニュアンスには違いも見られるので、そこを把握しておけば上手に使い分けが可能です。

まず「冷静」は、感情に左右される事なく落ち着いている事を意味する言葉となっています。

もう一方の「穏やか」は、静かでのどかな様とか、物静かな様子を表現するのです。

「冷静」の例文

・『彼は非常時でも冷静な判断を下す事が出来ます』
・『舞台上では必死に冷静さを装っていましたが、実際はかなり緊張していました』

「穏やか」の例文

・『海がだいぶ穏やかになったので、明日は漁に出る事が出来そうです』
・『彼女は孫や子供達に看取られながら穏やかな死を迎えました』

まとめ

2つの言葉には共通する文字はないばかりか、文字数からして違っており、見た目は似ている訳ではありません。

ですがどちらも落ち着いた様を指し示す言葉なので、表現する意味には似ている部分はあります。

ただし意味合いのニュアンスには相違点があるので、それぞれの言葉の意味を踏まえれば問題なく使い分けが可能です。

ちなみに「冷静」は、感情には左右される事なく落ち着いている事を示します。

対する「穏やか」は、静かで安らかな様子とか、気持ちが落ち着いている事を意味する言葉です。