この記事では、「見本」と「模範」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見本」とは?
見本とは、目の前にある良い例や具体的な例のことをいいます。
「見本を示す」といったりします。
また、見本は商品の質や形などを示すために作られた品を指す場合もあります。
「カーテンの見本」というように、サンプルを指しています。
企業が自社の新しい商品や製品を展示したり、デモンストレーションを行ったりするイベントを見本市と呼んだりもします。
「模範」とは?
模範とは、見習うべき手本のことをいいます。
「模範になる」とか「模範を示す」といった使い方をします。
体操などで手本となるような演技のことを模範演技と呼ぶこともあります。
また、模範は器物などを作る際の元となる型のことを指したりもします。
「見本」と「模範」の違い
見本は目の前にある良い例や具体例のことで、模範は見習うべき手本のことです。
模範は理想的な状態にあるものを指しており、見本にはそういったニュアンスはありません。
また、見本は商品の質などを確かめるために作られたサンプルを指す場合もあります。
「見本」の例文
・『彼は妻に対してとても誠実で思いやりがあるので、夫として見本になるような人です』
・『見本を見ながらプラモデルを組み立てましたが、あまり上手くできませんでした』
・『写真だと色味が分かりにくいので、生地の見本をみせてください』
「模範」の例文
・『後輩たちの模範になれるよう、一生懸命取り組んでいきます』
・『彼女の答えは模範的ですが、ちょっと面白味に欠けています』
・『生徒の模範となるべき先生が校内でタバコを吸うなんて信じられません』
まとめ
見本は目の前にある良い例や具体のことで、模範は見習うべき手本のことをいいます。
模範は理想的な状態であることを表していますが、見本にはそういったニュアンスはありません。
また、見本は商品のサンプルを指す場合もあります。
