「見やすい」と「見えやすい」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「見やすい」と「見えやすい」の違いとは?言い換え

この記事では、「見やすい」「見えやすい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見やすい」とは?

見ることに、特に苦労がないという意味をもつ言葉です。

見るという動詞は、意図して物の形や色や様子などを知覚することを表現すると考えられます。

その中で、「見やすい」という形容詞は、見るという動詞に「やすい」という接尾辞がついいており、「やすい」という接尾辞は、動作が容易であるというニュアンスをもった言葉だと言えるでしょう。

「見えやすい」とは?

目に入りやすいという意味をもつ言葉です。

見えるという動詞は、物が視界の中にあることを表現すると考えられます。

その中で、「見えやすい」という形容詞は、見えるという動詞に「やすい」という接尾辞がついており、「やすい」という接尾辞は、状態が容易であるさまを表現するニュアンスをもっています。

「見やすい」と「見えやすい」の違い

「見やすい」「見えやすい」の違いを、分かりやすく解説します。

「見やすい」「見えやすい」の違いとしては、見るという動詞と見えるという動詞という点だと考えられます。

見るは、主体的に物を知覚することを表現し、見えるは、客観的に物が存在することを表現するものだと考えられます。

また、見るは、目的語をとることが可能ですが、見えるは、目的語をとることが不可能だと言えるでしょう。

「見やすい」の例文

・『あの企業が立ち上げたウェブサイトは、見やすい上に、デザインもおしゃれだと感じる』
・『この電子書籍は、文字のフォントやサイズが非常に見やすい』

「見えやすい」の例文

・『この場所は、すごく開けているので、夜になると、星が見えやすいですよ』
・『花火が見えやすい場所に案内いたします』

まとめ

「見やすい」「見えやすい」は、似たような言葉ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。

「見やすい」は、見ることが、比較的簡単であるということを表現する言葉です。

その一方で、「見えやすい」は、見ることが可能であるというニュアンスを表現する言葉だと言えるでしょう。