「文句」や「指摘」は人や物事に付いて話す時に使う言葉であり、それぞれ意味が違います。
この記事では、「文句」と「指摘」の違いを分かりやすく説明していきます。
「文句」とは?
「文句」とは文章中に使われている文言や言葉という意味であり、これ以外にも歌詞という意味でも使います。
「文句」はこれ以外にも相手に対する不服、言い分を表す言葉であり、こちらはネガティブな意味になるのが特徴です。
「決まり文句」とは内容がほぼ決まっている台詞やフレーズを表す言葉であり、漫画やドラマに登場する人物を特徴づけるものとして使われています。
「指摘」とは?
「指摘」とは問題点や大切なことを指し示すことを表す言葉です。
「指摘」の内容は具体的なものであり、人や発言を貶すものではないのが特徴です。
「指摘」はこれからの内容以外にも過去の失敗や欠点などを示す時にも使います。
「指摘」の類義語には「アドバイス」がありますが、こちらは助言や忠告を表す言葉であり自分の意見を伝えるという意味になります。
「指摘」を丁寧に表す言葉は「ご指摘」であり、仕事の場面でも使うことが可能です。
「文句」と「指摘」の違い
「文句」は文章中に使われている文言や言葉、歌詞という意味以外にも相手に対する不服を表す時にも使います。
「指摘」は問題点や大切なこと、過去の失敗や過失を取り上げて示すことを表す言葉です。
「文句」の例文
・『文句があるならかかってこいと不良は言ったので全員が黙りました』
・『店員に対して文句を言っている人を見かけましたが、責任者の人が現れると静かになったので安心しました』
「指摘」の例文
・『ご指摘の点に関しては後日しっかりと調査しますのでお待ちください』
・『彼の指摘は鋭いものであり、反省せねばと痛感しました』
まとめ
「文句」は文言以外にも人に対する不満や不服を表す時にも使います。
「指摘」は問題点や大切なこと指し示すことを表す言葉であり、建設的なものも多く存在します。
