この記事では、「漂白」と「漂泊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「漂白」とは?
「漂白」は「ひょうはく」と読みます。
「漂白」は、「色のついた繊維や食品などを、天日に晒したり、溶剤を用いたりすることで、白くすること」という意味があります。
例えば、シミの付いた布を、洗剤に付けて白くするような場合、「布を漂白」と表現することができます。
白くする溶剤のことを特別に「漂白剤」と呼びます。
「漂泊」とは?
「漂泊」は「ひょうはく」と読みます。
「漂泊」は、「流れただようこと」という意味があります。
例えば、海の上を船が流れただよっているとき、「船が漂泊している」などという文章にできます。
また「漂泊」には「ところを定めずに、彷徨い歩くこと」という意味があります。
さすらい歩くような人を見たとき、「漂泊する人」という文章にできます。
流浪する人などを「漂泊」と呼びます。
「漂白」と「漂泊」の違い
「漂白」と「漂泊」の違いを、分かりやすく解説します。
「漂白」は、「色のついた繊維や食品などを、天日に晒したり、溶剤を用いたりすることで、白くすること」という意味があります。
一方の「漂泊」は、「流れただようこと」「ところを定めずに、彷徨い歩くこと」という意味があります。
このように、よく似た印象の言葉ですが、意味はまるで違うということが分かります。
「漂白」は「白くすること」を意味し、「漂泊」は「ただようこと」を意味するという違いがあります。
「漂白」の例文
・ 『しつこい汚れを、強力な洗剤で漂白する』
・ 『漂白し、きれいになった古着を切る』
「漂泊」の例文
・ 『世界を漂泊する、吟遊詩人』
・ 『学生時代は、街から街を漂泊して歩いた』
まとめ
「漂白」と「漂泊」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。