この記事では、「悪天候」と「荒天」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「悪天候」とは?
通常の天気とは異なり、視界が見えないほどの吹雪になったり、暴風が吹き荒れるため外を容易に歩けない天気を「悪天候」【あくてんこう】といいます。
暴風のレベルには傘が折り曲がったり、自転車に乗れば倒れそうになるほどの風が吹き付けるのです。
また、傘をさしても風で吹きつける雨により背中や足が濡れてしまうほど酷い天気になります。
このような天候では飛行機が飛ばない、バスが遅れるといった状況に陥りやすいのです。
「荒天」とは?
荒天は雨や風がかなり激しい状況を表すのが「荒天」【こうてん】です。
風が強く吹くので、横なぶりの雨が民家や人々を襲う状況を指します。
それほど風が地面に打ちつけたり、屋根に当たって穴を開けるか、瓦を飛ばすほどの勢いがある雨風が吹き付けるのです。
荒れた天候を意味する天気を伝えるとき使われている言葉でもあり、人々に屋内へ待機して過ごすように注意を促します。
「悪天候」と「荒天」の違い
ここでは「悪天候」と「荒天」の違いを、分かりやすく解説します。
天候が悪いという意味が強く表せるのが「悪天候」で、それよりも激しく雨と風が荒れ狂うように民家や人々を襲う天気を「悪天候」といいます。
「悪天候」は先ほどまで天気であったのに、急に空が曇って雨が降ったり、風が吹いて外が歩きにくくなるその天気を指すのです。
もう一方の「荒天」は急に激しい雨が降って屋根をたたき付ける、風まで吹きつけて雨戸を壊す場合もあります。
このような天候では停電したり、車が横転して転がってしまうほどの天気になる場合もあるのです。
「悪天候」の例文
・『悪天候に船を出せない猟師は収入にならないと頭を抱える』
・『悪天候のため、子供が自転車で帰って来れなくなった』
「荒天」の例文
・『荒天のため新幹線が止まり、いつ発進するかわからない』
・『高温多湿になる荒天に見舞われる日々が続くようになった』
まとめ
不安を感じるほどの酷い天気を指しますが、「悪」か「荒」に違いがあります。
どのような天候か動画や資料で調べて、実際に外を見て確かめてみるといいでしょう。