この記事では、「派手」と「華美」の違いを分かりやすく説明していきます。
「派手」とは?
「派手」とは色や形が華やかで目を引くことです。
美しさから目を引くことを指す場合もあれば、色彩がキツすぎたり奇抜すぎて驚く形で目を引くことも含みます。
そのため必ずしも美しいものというわけではありません。
態度や行動が大げさであることを指して使われることもあるので、美しさより目を引くかどうかがポイントな言葉と言えます。
「華美」とは?
「華美」とは華やかで美しいことです。
基本的には人の目を引くような美しさを表す言葉ですが、状況にそぐわない華やかさや過剰な華やかさを表す言葉でもあり、その意味で使う場合には美しさという意味を含みません。
本来は悪い意味ではなく良い意味で使われる言葉ですが、華やかさや贅沢さが過剰であるというネガティブな意味合いで使われることも多い言葉です。
「派手」と「華美」の違い
「派手」と「華美」の違いを、分かりやすく解説します。
色や形などの見た目が華やかで目を引くことが「派手」で、華やかで美しいことや過剰に華やかなことが「華美」です。
「派手」は人の目を引くことだけを表す言葉ですが、「華美」はそれに加えて美しさが両立していることを表します。
「派手」の例文
・『歳の割には派手な服装をした子供』
・『今年は派手なファッションに挑戦してみる』
「華美」の例文
・『生徒に華美な服装はしないように注意する』
・『華美な生活を送る上流階級』
まとめ
華やかで目を引くことが「派手」であり、「華美」は目を引く美しさを表す言葉なので、言葉自体に美しさを指す意味があるかどうかが両者の違いと言えます。
ただし「派手」は変わらず華やかで目を引くことという意味で使われますが、「華美」は華やかさや贅沢さが過剰で状況にそぐわなかったり不相応だという意味で使われることも多く、その場合では単純に華やかさを指しているか、ネガティブな意味合いで華やかさを指摘しているかが違いと言えるでしょう。
