この記事では、「漏れる」と「溢れる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「漏れる」とは?
本来真っ直ぐ水が流れるべきところ、管に穴が開いていたためそこから液体が外に出ることを「漏れる」【もれる】といいます。
また、お年寄りは加齢のためおしっこが「漏れる」ことがあり、おしめして生活する人もいるわけです。
このような意味から、部屋のドアがしっかり閉まっていなかったため、大事な話の内容が廊下まで聞こえてしまう状況を伝えます。
「溢れる」とは?
容器に入りきらず液体が大量に外へ出てしまうことを「溢れる」【あふれる】といいます。
例えば、お椀の中に味噌汁を入れるとき、量が多すぎて縁から外にこぼれてしまうのです。
使い方としては、「蛇口を捻って鍋に勢いよくいれると溢れる」というように、普通ではない入れ方したときの失敗を指します。
このような意味から、「嬉しい気持ちが溢れる」といかに自分の感情が外に出てしまうかを伝えられるのです。
「漏れる」と「溢れる」の違い
ここでは「漏れる」と「溢れる」の違いを、分かりやすく解説します。
配管に穴が開いているとき、そこから流した水が外に出てしまうことを「漏れる」といいます。
ここから戸がしっかり合わさっていなかったために照明が外に漏れ出てしまう状況を指すのです。
もう一方の「溢れる」は勢いよく入れてしまったため量を調整できず液体が容器から出てしまいます。
ここから「自信に満ち溢れる人だ」といかにやる気があるか伝えられるのです。
「漏れる」の例文
・『配管に穴があいて汚水が漏れるので修理依頼した』
・『雨どいから雨水が溢れるので、新しいものに交換した』
「溢れる」の例文
・『医学の知識がある弟はいつもやる気に溢れる』
・『やる気で溢れる若者は今日も前向きに生きようと頑張る』
まとめ
どちらもあまり良くない状況を指しますが、どのように対処すればいいか比較してみれば、おのずと異なる点がはっきり見えてくるでしょう。