この記事では、「無限」と「極限」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無限」とは?
「無限」は、「むげん」という読み方をするのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ないや存在しないという意味を持っている「無」の漢字に、かぎるとか区切る、境目という意味の「限」の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「無限」は、数量や程度に限度が存在しない事を表すのです。
「極限」とは?
「極限」は、「きょくげん」と読むのが正しい読み方となっています。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、きわまるややり尽くす等の意味を有する「極」の漢字に、区切りとか仕切りをするという意味がある「限」の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から「極限」は、物事の限度のぎりぎりの部分という意味を示します。
「無限」と「極限」の違い
「無限」と「極限」の違いを、分かりやすく解説します。
「無限」と「極限」の漢字表記を並べた上で見比べを行ってみると、最初に使用されている漢字が無と極という違いがある事に気付けるものです。
所が次の漢字は同じ限であり、どちらも漢字二文字で、限度に関する意味を所有する言葉同士です。
ただし表現する意味には違いがあるので、その点を把握しさえすれば問題なく使い分けが出来ます。
まず「無限」は、数とか量に限度がないという意味を表すのです。
一方の「極限」は、物事の限度におけるぎりぎりの所を示します。
「無限」の例文
・『子供達には無限の可能性が秘められているはずです』
・『宇宙には無限の広がりを感じます』
「極限」の例文
・『彼は極限状態になるまで走り続けました』
・『忍耐の極限に達した彼女は家を出て行ったそうです』
まとめ
2つの言葉には、限という共通の漢字が存在しており、どちらも限度に関連した意味合いを指し示す言葉です。
ただし表現する意味には相違点があるので、それぞれの言葉の意味を理解すれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに「無限」は、程度や数量に限度がない事を意味するのです。
対する「極限」は、物事の限度のにおけるぎりぎりの所という意味に使われています。