この記事では、「贅沢」と「見栄」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「贅沢」とは?
普通の生活では満足できず、必要以上に高い物を買い集めて生活することを「贅沢」【ぜいたく】といいます。
「姉は贅沢の限りを尽くす」といえば、食べる物から着る服、家具に至るまで高い物ばかり集めて暮らすだけでなく、ブランド物ばかり集めたり、お金を湯水のように使ってしまうのです。
行き過ぎていると思うほどのお金の使い方に、周囲は「贅沢すぎる」と嫌悪感を感じさせます。
「見栄」とは?
本当はそれほどお金がないのに、人の前では高い物を買って見せることを「見栄」【みえ】といいます。
「見栄を張る」といえば、人前では金持ち風に装うためたくさん物を買ってみせるのです。
それも1つや2つだけではなく、何個もお土産を買い、あたかも友人が多くいるように見せる人もいます。
このように、見た目や人の目線ばかり気にする人が、良いところを見せたいと思う気持ちや行動を指すのです。
「贅沢」と「見栄」の違い
ここでは「贅沢」と「見栄」の違いを、分かりやすく解説します。
普通に安く買える物ではなく、高級品にお金をかけることを「贅沢」といいます。
普通の暮らしでは飽き足らず、高級食材で料理を作りたい、家電製品を揃えた部屋で暮らしたいと思う人の様を指すのです。
「見栄」は人前で沢山のお金を使って自慢することを指します。
あたかも自分は良い暮らしをする人間だと伝えるため高い物を買うのです。
「贅沢」はそれほど高い物に囲まれて暮らす人の行動にあきれますが、「見栄」は見映えを気にする人の気持ちを表します。
「贅沢」の例文
・『贅沢品で身を固める人は、新商品が出るとすぐ買い漁る』
・『借金してまでも贅沢な生活を送る兄の都会生活にあきれる』
「見栄」の例文
・『見栄ばかり張る兄の行動に家族は大丈夫かと不安になる』
・『見栄っ張りの姉はお金もないのに高級な店でしか買わない』
まとめ
ずれた考えの人に感じてしまう見た目や考え方するところは同じですが、必要以上に高級品を揃えて喜ぶか、高い物ばかり買う行動を見せ付けるかの違いがあると覚えておくといいでしょう。
