この記事では、「カツカツ」と「ギリギリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カツカツ」とは?
カツカツとは、ある状態をかろうじて保っている様子のことをいいます。
最低限の乏しい状態ながらもなんとか成り立っている様子を表しており、金銭的に余裕がない時に用いられることが多いです。
「生活がカツカツ」といった使い方をします。
語源は古語の「かつがつ」で、「かつ」には「耐える」とか「こらえる」といった意味がありました。
「かつ」を重ねたのが「かつがつ」で、「カツカツ」というようになったのです。
「ギリギリ」とは?
ギリギリは、限度いっぱいの状態でそれ以上の余裕がないことをいいます。
漢字では「限り限り」となりますが、漢字で書くことはまずありません。
「限り」には「限界いっぱいまで」という意味があり、それを重ねたのが「限り限り」といわれています。
ギリギリは、限界に近い状態を表しています。
「カツカツ」と「ギリギリ」の違い
カツカツはある状態をかろうじて保っている様子のことで、ギリギリは限度いっぱいの状態で余裕がないことをいいます。
同じ意味で使われることもありますが、カツカツは金銭的に余裕がないという意味で使われることが多いです。
「カツカツ」の例文
・『会社の業績が悪く給料が減ってしまったため、暮らしはカツカツで楽ではない』
・『仕送りだけではカツカツなので、アルバイトをしようと思っている』
・『若い頃はカツカツの暮らしをしていたが幸せだった』
「ギリギリ」の例文
・『寝坊してしまったが、ギリギリ始業時間に間に合った』
・『彼女は素晴らしい漫画家だが、締め切りギリギリにならないとアイディアが浮かばないらしい』
まとめ
カツカツはある状態をかろうじて保っていることやその様子のことで、ギリギリは限度いっぱいの状態で余裕がないことを表しています。
同じ意味で使われることもありますが、カツカツは金銭的に余裕がないことを指す場合が多いです。