品質がよいことや優れていることを表す言葉には「上質」や「高級」があります。
この記事では、「上質」と「高級」の違いを分かりやすく説明していきます。
「上質」とは?
「上質」とは品質が優れていることや上等なことを表す言葉です。
「上質」は基本的に物体や商品に対して使う評価であり、人に対しては基本的に使いません。
「上質」は英語で“high quality”であり、カタカナ語である「ハイクオリティ」も色々な場面で使われています。
「上質」の反対語は「粗悪」や「粗末」、「悪質」があり、特に「悪質」は人の行動や性格に対して使うことが可能です。
「高級」とは?
「高級」とは程度や等級が高いこと、身分や階級、地位が高いことを表す言葉です。
「高級」は物体から人の身分など幅広く使うことが可能であり、反対語は「低級」と表現します。
「高級」は英語で“luxury”や“high class”と書き、前者は物が高級なことを表し後者は身分や階級が高いことを表します。
「最高級」とは最も優れた等級を表す言葉であり、品質がとてもよいのが特徴です。
「上質」と「高級」の違い
「上質」は品質が優れていることを表す言葉であり、基本的に物に対して使います。
「高級」は物以外にも人の身分や地位が高いことを表す時に使うことが可能であり、さらによいものは「最高級」と呼ばれています。
「上質」の例文
・『今回は上質紙を使うことになったのでいい感じに合いそうなデザインを作りたいと思います』
・『上質なブランケットはとても気持ちよくて仕事場で愛用しています』
「高級」の例文
・『昔は缶詰が高級品だったのですが今では手軽に食べることが可能になりました』
・『彼は高級仕官として仕えていましたが、現在では隠居して農業をやっています』
まとめ
「上質」や「高級」は物の品質が優れていることを表す言葉であり、さらに「高級」は人の身分や地位が高いことを表す時にも使います。
