それまで存在していたものが無い状態になることを表す言葉には「失う」や「なくす」があります。
この記事では、「失う」と「なくす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「失う」とは?
「失う」とはそれまで存在していたものや持っていたものが無い状態になることを表す言葉です。
「失う」は英語で“lose”であり、名詞である“lost”はカタカナ語の「ロスト」としてもよく使われています。
「失う」はこれ以外にも普通の状態ではなくなることや手段や方法を無くすことを表す時にも使うことが可能です。
「失う」は「喪う」と書くことも可能であり、こちらは人と死に別れることを表します。
「なくす」とは?
「なくす」とはそれまで存在していたものが無い状態になることを表す言葉です。
「なくす」は外的要因や不注意によって引き起こされるものであり、漢字では「無くす」と書きます。
「なくす」はこれ以外にも「亡くす」と書くことが可能であり、こちらは人が死ぬことを表します。
「なくす」は特定のことを努めてないようにすることを表す時にも使うことが可能です。
「失う」と「なくす」の違い
この2つはどちらもそれまで存在していたものが無い状態になることを表す言葉です。
「なくす」はこれ以外にも「無駄をなくす」のように特定のものを無いようにすることを表す時にも使います。
「失う」の例文
・『彼女を失うことは彼にとって大きな痛手であり、しばらく何も楽しめませんでした』
・『失うものがない人間が多くテロリスト集団に参加したこともあり、過激な行動が続いています』
「なくす」の例文
・『鍵をなくすことがないようにキーホルダーを使っています』
・『無駄をなくすことに重点が置かれ過ぎて効率性がかなり落ちているのは本末転倒だと思います』
まとめ
「失う」や「なくす」はそれまで存在していたものが無い状態になることを表す言葉であり、同じような意味で使うことが可能です。