「邪魔になる」と「妨げになる」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「邪魔になる」と「妨げになる」の違いとは?言い換え

この記事では、「邪魔になる」「妨げになる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「邪魔になる」とは?

邪魔になるは「じゃまになる」と読みます。

邪魔は周りの人に、悪い影響を与えること。

ちょっかいを出すことをいいます。

「お邪魔します」で相手の家や事務所を訪ねる言い方なので「相手の時間や空間を割いてもらう」というニュアンスがあります。

そのため「邪魔になる」で、相手にとって都合が悪いこと、うざったいと思われそうなことを指します。

差し障りがあることを示す、否定的な表現といえるでしょう。

「妨げになる」とは?

妨げになるは「さまたげになる」と読みます。

「さまたげ」とは前に進む物事を、妨害することをいいます。

そのため順調に進んでいる事柄にヤジを入れること、動きを止めるような行動を取ることが「妨げ」です。

この場合は「になる」という表現が付いているので「これから、悪い影響がありそうなこと」に使われています。

この先障害になるかもしれないことを述べる、こちらも否定的な表現といえるでしょう。

「邪魔になる」と「妨げになる」の違い

「邪魔になる」「妨げになる」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらもネガティブな意味があり、具合が悪いこと、支障があることを指しています。

このままの状態を続けているのは、よくないと思う時に使います。

一方で「邪魔になる」は車やトラック、人や岩など目に見えるものに使います。

「妨げになる」は騒音や業務ソフトの不具合など、目に見えないものに多く使われています。

ニュアンスの差を学んでおきましょう。

「邪魔になる」の例文

・『邪魔になるので、うちの車を移動させますね』
・『邪魔になるので、そろそろ家に帰ります』

「妨げになる」の例文

・『仕事の妨げになるようなら、おっしゃってください』
・『授業の妨げになると、近隣の学校から苦情が出ています』

まとめ

「邪魔になる」「妨げになる」の違いを解説しました。

気になる表現の差を学んで、日常会話の達人を目指しましょう。