この記事では、「いまいち」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「いまいち」という言葉の意味
1970年代後半に主に若者などの間で普及し始めた「いまいち」という言葉は、「少し足りない」という意を表す「今一つ(いまひとつ)」という言葉を語源としており、期待していたり願っていたりした値や結果、状況などに対して、少々物足りない結果を示す言葉として使われてきました。
「いまいち」という言葉の1つ目の意味は「少しだけ不足している」です。
2つ目は「あまり良くない」様子や状態を示す際に使われています。
「いまいち」のポジティブな言い換え
「いまいち」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『伸びしろがある』
「人間的や能力的にまだ成長する余地のある」状態を表す言葉で、持っている能力をすべて出し切っておらず、成長する可能性がある経済や社会環境を対象に使われることもある表現になります。
・『発展の余地がある』
「さらに栄えていく可能性が存在している」さまを表す言葉で、これからその勢いや力などがまだまだ伸びて広がる可能性があることを示唆する文言になります。
・『潜在能力(せんざいのうりょく)を秘めた』
「表にはまだ現れていない能力を内側に隠し持っている」さまを示す言葉で、物事を行う資質を持っているさまや、素晴らしいポテンシャルを持っている様子を表す文言です。
・『有望株(ゆうぼうかぶ)』
「将来望みを持つことができる株式銘柄」を指す言葉で、転じて「将来的に望みを持つことができる人」や「将来性のある人」などを指して使われる文言です。
「いまいち」の類語や言い換え
「いまいち」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『芸がない』
元々は文字どおり「人に見せるほどの芸をもっていない」さまを表す言葉で、転じて「平凡でおもしろみがない」さまや「つまらない」様子を示す意味合いを持っています。
・『不本意(ふほんい)』
「自分の本当の気持ちや望みなどに合っていない」さまを表し、本当は自分が心の中で思っている気持ちとは違う様子を表す言葉になります。
・『冴えない』
「パッとしない」「面白みに欠ける」などを表す言葉で、なんとなく物足りなかったり、暗い印象を拭えない際に用いられる表現になります。
『期待外れ』
「心待ちにしていたような結果にならない」さまを表す言葉で、期待と食い違っている的外れな結果の際に使われる言葉です。
まとめ
今回は「いまいち」という言葉について紹介しました。
「いまいち」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。