この記事では、「広い」と「大きい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「広い」とは?
広いは「ひろい」と読みます。
とても広大であること、見晴らしがいいことを指します。
また面積が大きくて、ゆったりしていることも表現しています。
ちなみに「広い」の「広」は、果てしないというニュアンスを持ちます。
果てしないとは終わりが見えないくらい、のびのびしている様子をいいます。
永遠に続いている宇宙のように、切れ目が見つからないくらい大きなことを述べています。
「大きい」とは?
大きいとは量や個数が、通常よりも多いことをいいます。
また「声が大きい」や「音が大きい」のようにボリュームがあることも指します。
ちなみに「大きい」の「大」は「甚だしい」というニュアンスを持っています。
甚だしいとは、程度が激しいことを指します。
平均よりも豊かなこと、持て余すくらい量や数が有るのが「大きい」といえるでしょう。
大は小を兼ねるというように、どんな時も助かる状態をいいます。
「広い」と「大きい」の違い
「広い」と「大きい」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも通常より豊かなことを示しています。
広いは英語ならワイド、大きいは英語ならビッグです。
広いは横幅が豊かなこと、奥行きがあることに使います。
また「顔が広い」というと、人脈があることをいいます。
また「大きい」は重量感があって、たっぷりしたサイズ感をいいます。
ちなみに「大きな顔をする」というと、威張っているふてぶてしい態度をいいます。
その差を学びましょう。
「広い」の例文
・『こちらのお住まいは、広いガレージが付いています』
・『顔が広い兄は知人が多く、いつでも楽しそうです』
「大きい」の例文
・『声が大きいという個性を生かして、応援団に入りました』
・『大きいサイズのTシャツは、こちらのお店に置いてありますか』
まとめ
「広い」と「大きい」の違いを解説しました。
似ている用語の差を学んで、語彙力のアップに役立てていきましょう。