「見合う」と「釣り合う」はいずれも「合う」という言葉が入った言葉ですが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「見合う」と「釣り合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見合う」とは?
「見合う」は「みあう」と読む言葉で、「お互いに相手の顔を見る」という意味があります。
また、「複数のものが適切に対応している」という意味や、「大勢の人で見物する」「ある場面に出くわす」という意味で使用されることもあります。
「釣り合う」とは?
「つりあう」と読む「釣り合う」は、「複数の物事のバランスがとれている様子」を意味する言葉です。
そのほか、「色などの調和がとれている」や「お互いに相応しい」「似合う」といった意味も含まれています。
「見合う」と「釣り合う」の違い
「見合う」も「釣り合う」も「二つ以上のものが適切に対応する」「調和する」という意味合いを持ち、どちらも物事や人の関係性などに使用されます。
上記に加えて、「見合う」は「お互いの顔を見交わす」という意味や、「大勢で見る」「特定の状況に出くわす」などの意味も含まれています。
「釣り合う」の場合は、「物事の均衡がとれている状態」という意味でも使用されています。
「見合う」の例文
「見合う」は「〜に見合う」「〜を見合う」のように使います。
日常生活を中心とした様々な場面で使用できるフレーズです。
・『自分の年齢に見合う身なりを心がけたい』
・『収入に見合う生活をおくる』
・『二人はお互いの顔を見合った』
「釣り合う」の例文
「釣り合う」は「〜が釣り合う」「〜に釣り合う」のように用います。
こちらも普段の会話などで気軽に使える表現です。
・『左右の力が釣り合う』
・『コートの色合いに釣り合うスカートを買う』
・『あの人に釣り合うような人になりたい』
まとめ
「見合う」は「お互いに相手の顔を見る」「複数の物事が適切に対応している」ことなどを示し、「釣り合う」は「複数の物事のバランスがとれている様子」「調和がとれている」「お互いに相応しい」ことを示します。
両者の意味を理解して、シーンに応じて使い分けてください。