この記事では、「語彙」と「ボキャブラリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「語彙」とは?
語彙とは、ある特定の範囲において用いられる単語の総体のことをいいます。
日本語の語彙という場合には、日本語が持っている単語の総数を表します。
また、その人がどれだけ単語を知っていて、使いこなせるかを表す能力のことを語彙力と呼んでいます。
「ボキャブラリー」とは?
ボキャブラリーとは、用いられている単語の数のことをいいます。
英語の「vocabulary」をそのまま日本語読みした言葉で、日本語では語彙や語彙力、用語範囲と訳されます。
元々の語源はラテン語の「vocabulum」で、言葉を集めるといった意味を持っています。
ボキャブラリーは個々の単語ではなくて、単語の集まりを指す言葉です。
「語彙」と「ボキャブラリー」の違い
語彙はある特定の範囲において用いられる単語の総体のことで、ボキャブラリーは語彙と訳されます。
そのため意味に違いはありません。
「語彙」は日本語ですが、「ボキャブラリー」は英語です。
「語彙」の例文
・『彼女は語彙が豊富で、誰にでも分かりやすいように説明するのが得意です』
・『子どもの語彙力を高めるには、家庭でも色々な言葉を使って話しかける必要があります』
・『私は語彙が貧困なので、感じたことを上手く言い表すことができません』
「ボキャブラリー」の例文
・『彼は説明するのはあまり得意ではありませんが、アニメに関するボキャブラリーは豊富です』
・『相手に合わせてボキャブラリーを選ぶことで、お客様とも打ち解けやすくなります』
・『ボキャブラリーを増やしたいので本や新聞を普段からよく読むようにしています』
まとめ
語彙は、ある特定の範囲において用いられる単語の総体のことです。
ボキャブラリーは語彙と訳されるので、意味に違いはありません。
語彙は日本語ですが、ボキャブラリー(vocabulary)は英語です。