「怖がる」と「怯える」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「怖がる」と「怯える」の違いとは?言い換え

この記事では、「怖がる」「怯える」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「怖がる」とは?

恐怖心に包まれてはしきりに周囲を気にして恐れることを「怖がる」【こわがる】といいます。

例えば、運転免許証を取ったばかりの人が運転する車に乗る方が事故に巻き込まれないか不安を抱える様子を表すのです。

使い方としては、「彼女は極端に蛭を怖がる」と見た目が苦手である生き物に対して見せる様を表します。

元々は形容詞として使われている「怖い」に、接尾語として使う「がる」を掛け合わせた言葉です。

「怯える」とは?

急に部屋が真っ暗になったとき、びくっと震えて怖がることを「怯える」【おびえる】といいます。

普通ならそれほど震えて驚くような状況でもないのに酷く怖がって腰を抜かしたり、悲鳴をあげて落ち着かない様子を見せるのです。

怯には自分の感じ方という意味があり、そこから「犬の鳴き声に怯える」といかに落ち着かない状況であるか伝えられます。

「怖がる」と「怯える」の違い

ここでは「怖がる」「怯える」の違いを、分かりやすく解説します。

恐怖を覚える状況において、自分が怖いと動揺する様子を表せるのが「怖がる」です。

死ぬのではないかと思う状況に遭遇したり、暗い場所に入れられて逃げ出せないとき、どうなってしまうかこの先を考えると酷く怖い気持ちに包まれます。

もう一方の「怯える」は得体の知れない音がしたり、怖い人が襲ってくるとき立ち向かうことさえできず、足が震えてしまう状態を指すのです。

「怖がる」の例文

・『動物が飛び出してきそうな山道に妹は怖がる』
・『お墓に行くのを怖がる子供に飴を与えて連れて行く』

「怯える」の例文

・『気弱な彼は少しの揺れにも酷く怯えるようになった』
・『敵対する選手の殺気を感じる熱い意気込みに怯える』

まとめ

普通の人であればさほど驚かない状況でも驚き、落ち着かない様子を見せる人を指します。

ただ、怖と怯にはまた違った人の様子を伝えられますので、比較してみましょう。