不十分なものや壊れたものを改めることを表す言葉には「改良」や「修繕」があります。
この記事では、「改良」と「修繕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「改良」とは?
「改良」とは不十分な点や不備を改めてよくすることを表す言葉です。
「改良」は既存のものをさらによくするものから修理することなど様々なものが存在します。
「改良」は英語で“improvement”や“reform”と書き、カタカナ語の「リフォーム」は家の改築工事を表す時に使います。
「改良」の反対語は「改悪」であり、物事をより悪くする時に使う言葉です。
「修繕」とは?
「修繕」は「しゅうぜん」と読み、壊れたものや悪い点を修理することや修繕することを表す言葉です。
「修繕」は基本的に悪くなったものや古くなったものを直すという意味で使います。
「修繕」が英語で“repair”であり、カタカナ語の「リペア」は色々な場面で使うことが可能です。
「修繕費」とは「修繕」に掛かった費用を表す言葉であり、こちらは固定資産の維持費や原状回復費なども含まれます。
「改良」と「修繕」の違い
「改良」は不十分な点や不備を改めてよくすることを表す言葉であり、よりよくするという意味で使われます。
「修繕」は壊れたものを修理することを表す言葉であり、元通りにするという意味で使われます。
「改良」の例文
・『品種改良の結果日照りに強い野菜が完成しました』
・『家畜の改良は長い歴史で行われており、現代では様々な食品として流通しています』
「修繕」の例文
・『修繕費を計算していますが、細かい区分けが分からないので上司に相談しました』
・『家の修繕をそろそろ考えないといけないのでリフォーム会社をいくつか調べています』
まとめ
「改良」は不十分な点を改めてよくすることを表す時に使います。
「修繕」は不十分なものや悪い点を修理することを表す言葉であり、普通に戻すという意味で使われます。