この記事では、「無意識」と「無自覚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無意識」とは?
「無意識」とは行動に関して意識あるいは意図がなく行うことです。
何かをしようと考えて行動するのではなく、手癖や反射のように勝手に何かしてしまうことを指します。
呼吸であったり瞬きであったりなど意識していない体の動きは多いので特別なことではないのですが、特にやってはいけないことや普通はしないことに関して、癖になっていてついしてしまうということを指して使うことの多い言葉です。
「無自覚」とは?
「無自覚」とは自分の何かに対して自覚を持っていないことです。
自分が行動したことであったり自分にどんなことができるかなど、自分でしっかりと認識できていないことなら様々な物事について使われます。
また自分についてのことであれば、今自分がどんな立場に置かれているかどんな状況にあるかや、他人から自分がどう思われているかなど、周囲の影響や反応に対しても使われる言葉です。
「無意識」と「無自覚」の違い
「無意識」と「無自覚」の違いを、分かりやすく解説します。
自分で意識せずに行動することが「無意識」で、自分の何かに対しちゃんと認識し自覚していないことが「無自覚」です。
「無意識」は自分の行動について使う言葉ですが、「無自覚」は認識していないなら自分の行動以外にも能力や状況など様々なことについて使われます。
また自分の行動に気付かず後で誰かにそのことを知らされた場合、その行動は「無意識」のものであることは変わりませんが、すでに「無自覚」ではありません。
「無意識」の例文
・『ダイエット中なのに無意識に間食していた』
・『無意識に独り言を言ってしまう癖がある』
「無自覚」の例文
・『髪の毛を触る癖があるのは無自覚だった』
・『彼は無自覚に危ない橋を渡るから心配になる』
まとめ
行動について意識せずにしてしまうことが「無意識」で、自分に関係する何かに対して認識していないことが「無自覚」です。
「無意識」はそれぞれの行動について使われるものなので後で教えられても「無意識」だったことに変わりはありませんが、「無自覚」は自覚していないことなので後で教えられれば「無自覚」ではなくなります。