「熱意」と「熱量」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「熱意」と「熱量」の違いとは?言い換え

「熱意」「熱量」はいずれも「熱」という漢字が入る熟語ですが、意味が異なるため区別して認識する必要があります。

この記事では、「熱意」「熱量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「熱意」とは?

「熱意」「ねつい」と読む言葉で、「物事を達成するための強い意気込みを持つこと」「熱心な気持ち」を意味します。

漢字の「熱」には「温度や体温などが高い」「焼くちから」「心を打ち込む」といった意味があり、「意」には「気持ち」「心」「思い」「考え」「内容」などの意味が含まれています。

「熱量」とは?

「ねつりょう」と読む「熱量」は、「熱をエネルギー量として示したもの」を意味するほか、比喩的に「情熱」「熱気」またはそれらの度合いという意味で使われることもあります。

「熱」「温度などが高い」「焼くちから」「心を打ち込む」などを表し、「量」「大小や軽重などをはかる」「容積」「能力や心の程度」といった意を示します。

「熱意」と「熱量」の違い

「熱意」「熱量」の違いを分かりやすく解説します。

「熱意」「強い意気込みを持つこと」「熱心な気持ち」を意味し、ある物事に深く心を打ち込むような際に使用します。

一方、「熱量」「熱をエネルギーの量として表現したもの」を意味し、「カロリー」「ジュール」といった単位で表されます。

また、「情熱」「熱気」あるいはそれらの度合いという意味も含んでおり、この場合は「燃え立つような気持ちやその度合い」というニュアンスで使用されます。

「熱意」の例文

「熱意」「熱意を感じる」「熱意を示す」などのように用います。

ビジネスや教育などの分野で使用される機会が多い言葉といえます。

・『英語学習における彼女の熱意を感じた』
・『このプロジェクトを完遂したいという熱意を示す』

「熱量」の例文

「熱量」「〜の熱量」「熱量が高まる」のように使用します。

「熱量」には二つの意味がありますので、どちらの意味を示しているか文脈を見て判断しましょう。

・『公式を使って電熱線の熱量を計算する』
・『選手が入場しスタジアムの熱量が一気に高まった』

まとめ

「熱意」「物事を達成するための強い意気込みを持つこと」「熱心な気持ち」を示し、「熱量」「熱をエネルギー量として表したもの」「情熱や熱気またはそれらの度合い」を示します。

ぜひ表記が似ている言葉を使い分ける参考にしてください。