「王道」と「邪道」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「王道」と「邪道」の違いとは?言い換え

物語の形式を表す言葉には「王道」「邪道」があります。

この記事では、「王道」「邪道」の違いを分かりやすく説明していきます。

「王道」とは?

「王道」は元々儒教における理想的な政治のあり方を表した言葉であり、これは仁義を用いたものを表します。

「王道」はこれ以外にも近道や安易な方法、物語が正当に進む道を表す時にも使うことが可能です。

物語における「王道」は定番のテーマや分かりやすい表現などを使っており、多くの人に共感できるものとなります。

勝負における「王道」は基本的な技術や戦略を使ったものを表す言葉であり、これを基にしてさらにアレンジを加えたものも存在します。

「邪道」とは?

「邪道」は元々仏教用語で不正な教えを表す言葉であり、仏道から外れたものという意味を持っていました。

「邪道」はこれ以外にも正当ではない方法や正しい道から外れたもの、本筋から外れた悪いことを表す時にも使います。

「邪道」は基本的にネガティブな意味で使われるのが特徴です。

「邪道」の類義語には「外道」がありますが、こちらは悪魔や邪悪な人を表す時にも使うことが可能です。

「王道」と「邪道」の違い

「王道」は近道や物語が正当に進む道、勝負における基礎や定石を表す言葉です。

「邪道」は正当ではない方法や道から外れた悪いことを表す言葉です。

「王道」の例文

・『王道作品のプロットはとても論理的に作られているので、しっかりとした参考書を読みましょう』
・『ロボットの王道展開はベタですがやはりいいものです』

「邪道」の例文

・『そのプロレスラーは邪道に落ちたという設定で人気になりました』
・『あの計画はとても邪道なものであり、今すぐ撤回すべきだと思います』

まとめ

「王道」「邪道」は物語の形式を表す時に使う言葉であり、正当なものは「王道」、正しい道から外れたものや捻ったものは「邪道」と呼ばれています。

「王道作品」は定番のものを表す時に使う言葉であり、「邪道作品」はあまり使いません。