この記事では、「ほぼ」と「ほとんど」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ほぼ」とは?
ある基準や目標に対し、それに近い状態であることを意味する言葉です。
その基準や目標は、数値や時間、規模など具体的なものであることが多いと考えられます。
また、「ほぼ」という言葉は、2つのものの間に、あまり差がないことを表すときにも使用すると言えるでしょう。
「ほとんど」とは?
全体の中の大部分や、ほとんど全部であることを意味する言葉です。
その全体は、数や量、範囲、程度など様々なものであることが可能だと言えます。
また、「ほとんど」という言葉は、あと一歩で目的や状態に達することを表現する際にも使用されることでしょう。
「ほぼ」と「ほとんど」の違い
「ほぼ」と「ほとんど」の違いを、分かりやすく解説します。
「ほぼ」と「ほとんど」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用されるシーンや微妙なニュアンスの違いがあります。
「ほぼ」は、何かの基準や目標に近い状態を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「ほとんど」は、全体や最大値に限りなく近い状態を表現する際に使用する言葉です。
このように、「ほぼ」と「ほとんど」は量や程度の差を表す言葉として使用されますが、「ほぼ」はある程度の余裕や幅を持ち、「ほとんど」はほんのわずかな差を持つと言えるでしょう。
「ほぼ」の例文
・『彼はほぼ毎日、自転車で出勤しているが、雨の日は電車で行くようにしている』
・『この作品はほぼ完成だが、何か足りないような気がする』
「ほとんど」の例文
・『彼女から借りた本をほとんど読んだが、最後まで何が面白いのか理解できなかった』
・『ほとんどの人は、日常で起きていることに、何の疑問も感じずに生きている』
まとめ
「ほぼ」と「ほとんど」は、重なる意味をもつ言葉ですが、使用されるシーンに違いがあります。
「ほぼ」は、何かの基準に対してそれに近い状態を表現する言葉です。
その一方で、「ほとんど」は全体に対してかなり近い状態を表現する言葉だと言えるでしょう。