この記事では、「人が多い」と「大勢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人が多い」とは?
この場合の「人」とは街を歩いている人、大型ショッピングセンターや遊園地にいる人をいいます。
込み入っていて、いつもよりも人の数が多く感じられることをいいます。
歩くのが窮屈だと思えるくらい、ややストレスを感じる状況をいいます。
お祭りの屋台が出ていて多くの人で賑わっていること、お客さんが多くて繁盛していること、歩いている人が多い状況をあらわします。
「大勢」とは?
大勢は「おおぜい」と読みます。
こちらも、多くの人々をあらわします。
ライブ会場やコンサート会場など、ある目的を持った人たちの人数が多いことをいいます。
数えきれないくらい多くの人々の集団が、出来ていることを表現します。
また大勢は「たいせい」と読み、この場合「おおぜい」と違った解釈になります。
これからの行方、成り行きをあらわす表現です。
読み方によって意味が変わるので、気を付けておきましょう。
「人が多い」と「大勢」の違い
「人が多い」と「大勢」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「人数が多い」という共通した訳があります。
例えば「学園祭があるので、人が多い」と「学園祭があるので、大勢の人がいる」は同じ意味になります。
通常時に比べて出ている人の数が多いこと、人の増加を感じることが「人が多い」や「大勢」です。
一方で「大勢」は形勢という意味も。
「人が多い」の解釈よりも広いニュアンスがあるので、覚えておきましょう。
「人が多い」の例文
・『この辺りは人が多いので、自転車の運転に気を付けてください』
・『午後は人が多いので、空いている午前中を狙って来ました』
「大勢」の例文
・『大勢の人たちが、イベント会場に集まっていました』
・『選挙結果が出るまで、大勢は分かりません』
まとめ
「人が多い」と「大勢」について、解説しました。
似ている言葉の差を学んで、語彙力の向上に役立てていきましょう。