「切る」と「断つ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「切る」と「断つ」の違いとは?言い換え

この記事では、「切る」「断つ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「切る」とは?

左右の棒に結ばれた紐をハサミで切る行為を「切る」【きる】といいます。

ここから長く伸びた髪の毛や爪を切り、清潔な状態にするのです。

また、このようなところから、「1枚に繋がった切符を切り離す」と2つに分断する行為を指すのです。

また、「追ってを振り切る」といえば追われている方が逃げる行動を表すと使います。

「断つ」とは?

それまでは消息が分かっていた人の行方がぷつりと分からなくなることを「断つ」【たつ】といいます。

このような意味から、関係性があった人との交流が無くなる、親しい人からの嫌がらせから逃げるためつながりをぴたりと切るという意味でも使うのです。

使い方としては、「卑怯な手口で金儲けする会社と取引を断つ」といえば2度と関わらないと誓います。

「切る」と「断つ」の違い

ここでは「切る」「断つ」の違いを、分かりやすく解説します。

紐や紙、爪、ペットの毛、絨毯といったものを適度な長さにする行為を「切る」といいます。

動詞の連用形として使われていて、長さを調べてから刃物で「切る」のが一般的です。

ここから「関係を切る」といって、人とのやりとりを終わらせる場面でも使われています。

もう一方の「断つ」は今までにつながっていた親しい者との関係をすべて切る行動を指します。

例えば、暴力を振るわれていた人がその状況から逃げ出すため連絡を取らず、二度と再会しないように逃げるのです。

「切る」の例文

・『とんかつを2cm幅に切ると食べやすく、見栄えがいい』
・『仰向けに寝る妹の前髪を切ると斜めになってしまった』

「断つ」の例文

・『孫のためにも煙を吸わないよう煙草を断つ努力した』
・『大人として若者の手本になれるよう無知を断つ』

まとめ

長すぎる物やつながりをやめるといった行為か、関係性をきっぱり終わらせるといった意味で使われているかに焦点を当てて、使い分けてみましょう。