この記事では、「片思い」と「執着」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「片思い」とは?
一方的に、人に好意を持つことを「片思い」【かたおもい】といいます。
両思いになっていない段階であり、人の切ない気持ちを指すのです。
使い方としては、「担任の教師に片思いする」といって相手への思いが募る状態を表します。
また、好きな芸能人を応援するファンなら「兄は推しに片思いする」と切ない感情を表すのです。
反対に、「かなわない片思い」とどうやっても両思いにならない悲しい恋愛模様を表す場合もあります。
「執着」とは?
自分が興味を引かれた物や人に強く意識を奪われて、強く依存することを「執着」【しゅうちゃく】といいます。
それほど好きという感情を持ち、興味を持つ人や物に対していつまでも心に残り、忘れられないのです。
主に、依存してしまい、相手にとらわれるようになるといつか我が物にしたいといった欲望が沸いてしまいます。
「片思い」と「執着」の違い
ここでは「片思い」と「執着」の違いを、分かりやすく解説します。
好意を寄せる相手に対して、付き合いたいと思う感情を表すのが「片思い」です。
「片思いする姉のために告白する」といえば、家族の代わりに好きな気持ちを伝えます。
もう一方の「執着」は特定の人に強く依存して、離れられない状態となり相手を困らせる行動を指すのです。
この2つの大きな違いは、両思いになれない相手との関係にもどかしさを感じるのが「片思い」で、「執着」は相手に強く依存する気持ちが表れています。
「片思い」の例文
・『片思い中の妹は好きな男性の写真を持ち歩く』
・『片思いした相手のことが40年経っても忘れられない』
「執着」の例文
・『歌手に執着する女性はいつまでも会場を出なかった』
・『執着心が強い兄は、壊れている物を捨てられない』
まとめ
相手に依存する関係性を表しますが、かわいらしい恋愛感情を指すか、あまり良い意味ではない使われ方するかで使い分けてみましょう。
