この記事では、「悲鳴」と「叫び声」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「悲鳴」とは?
恐ろしいと思う場面に遭遇したときあげる甲高い声を「悲鳴」【ひめい】といいます。
かなり遠くにまで響く声であり、通常の大声とは違って恐怖に包まれて怯える声にも似ているのです。
このような「悲鳴」をあげる状況としては、恐ろしい形相の男に教われそうになったときや、変死体を見てぞっとしたときなど通常ではありえない場面に遭遇してしまった状況でよく見られます。
「叫び声」とは?
張り上げた大きな声を「叫び声」【さけびごえ】といいます。
このような声を出す状況としては、応援している選手がホームランを打ったとき観客から喜びの感情を表す際に「叫び声をあげる」のです。
反対に、敵対するチームに負けている側の応援団が苦しみと辛さを込めた気持ちを込めて声に出します。
また、若者が元気よく「叫び声」を上げながら運動場を走る様子を表すのです。
「悲鳴」と「叫び声」の違い
ここでは「悲鳴」と「叫び声」の違いを、分かりやすく解説します。
悲しそうに鳴くともいえる「悲鳴」は、遠くの方にまで響くほどの甲高い声を指します。
それほど異常とも思える声に聞こえるので、周囲をかなり驚かせるのです。
もう一方の「叫び声」は張り上げている声で、かなり周りを驚かせる声を指します。
それほど切羽詰った危険な状況を表したり、歓喜に満ちたときの感情が伝わる声を指すのです。
驚いたとき出す「悲鳴」よりも、苦しみや喜び、心の声を伝えるときも使われています。
「悲鳴」の例文
・『悲鳴をあげる隣人が心配になり、外に出て様子を見た』
・『朝方、数人の子供の嬉しそうな悲鳴が辺りに響き渡る』
「叫び声」の例文
・『車の中から男性の叫び声がして人々が心肺そうに覗く』
・『住む家を失った被災地からは絶望の叫び声が聞こえる』
まとめ
普通の声ではなく、明らかに異常事態が起きていると思うとき出す声です。
ただ、漢字の意味を深堀すればまた違った意味で使えると分かるでしょう。