この記事では、「眺める」と「望む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「眺める」とは?
美しい景色に目を向けて楽しむことを「眺める」【ながめる】といいます。
主に、里山と山が織り成す田舎の風景や仏像の姿に目を向けて楽しむのです。
ここから神経を集中させ、気になる人をじっと見つめて視線を向けるといった意味が含まれています。
使い方としては、「幻想的な灯篭の姿を眺める」といえば人間が作り出した神秘的な光景を楽しむのです。
「望む」とは?
視界に入る景色が眺められる距離に立ち、遠くの対象となるものを見るという人間の行為を指すのが「望む」【のぞむ】です。
使い方としては、「果樹園の風景を望む」といえばいかにその場所にしかない独特な光景の全景が見える場所にいるか伝えられます。
他の意味としては、「戦いのない解決策を望んでいる」といった使い方して、穏便な解決方法を求めているか伝えられるのです。
「眺める」と「望む」の違い
ここでは「眺める」と「望む」の違いを、分かりやすく解説します。
遠くの景色から比較的近くに飾られた物を楽しむため、目を向けることを「眺める」といいます。
このような意味から、好きという感情を抱く人を見つめる行為を指すのです。
もう一方の「望む」は視界に入る全光景を楽しむ意味で使われています。
自分から期待して、見たいと思う物に目を向けるその行為を指すのです。
「眺める」よりもかなり遠くの景色を対象に視線を向ける意味で使われています。
また、望み通りになるよう願う気持ちを表すのです。
「眺める」の例文
・『愛くるしい子供の笑顔を眺めると疲れが吹き飛ぶ』
・『年に1度しか見られない銀色に輝く月の姿を眺める』
「望む」の例文
・『月が水面を幻想的に照らす光景を旅館の部屋から望む』
・『日本から南に望むと、琉球の香りがする沖縄が見える』
まとめ
目で見るという点は同じですが、目を向ける範囲に違いが見られます。
どのくらいの距離に当てはまるか画像や実際に確かめてみるといいでしょう。
