「程遠い」と「かけ離れている」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「程遠い」と「かけ離れている」の違いとは?言い換え

この記事では、「程遠い」「かけ離れている」の違いを分かりやすく説明していきます。

「程遠い」とは?

距離や時間などの隔たりが大きいことをいいます。

隔たりが大きいとは、距離としてどれくらいなのか、時間にしてどれくらいなのか、定義はありません。

たとえば、「理想とは程遠い」という使い方をします。

自宅のインテリアをホテルのようにしたいと考えているとします。

ゴミがなく、無駄な物を置いておらず、きれいに片付いた状態を理想としています。

しかし、現実はそうではなく、ゴミが散らかっており、脱いだ服はそのままになっており、ホテルのような状態とは違った状態です。

自分が理想としているものと現実との間に距離があるのです。

こういったさまを「理想とは程遠い」といいます。

「かけ離れている」とは?

この言葉の主な意味は2つです。

ひとつめは、遠くへ離れるです。

距離的に隔たりが大きいことをいい、「自宅からかけ離れている場所に引っ越す」のような使い方をします。

距離的にどれくらい離れている場合をいうのか定義はありません。

もうひとつの意味は、2つの間に大きな違いがあるのです。

夫の年齢は55歳、妻の年齢は30歳です。

2人の年齢の間には、大きな隔たりがあります。

これを「夫婦の年齢はかけ離れている」といいます。

「程遠い」と「かけ離れている」の違い

「程遠い」「かけ離れている」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらの言葉にも隔たりが大きいことという意味を持っています。

「理想とは程遠い」「理想とはかけ離れている」と同じような使い方をすることがあります。

しかし、やや意味合いが異なり、前者の場合はまだ届かないという意味合いがありますが、後者の場合はそういった意味はなく、ただ「離れている」という意味で使われることがあります。

また「2人の年齢がかけ離れている」とはいいますが、「2人の年齢が程遠い」とはいいません。

まとめ

2つの言葉は隔たりが大きいことをいいますが、それぞれの意味合いが異なります。