「褒美」と「報酬」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「褒美」と「報酬」の違いとは?言い換え

この記事では、「褒美」「報酬」の違いを分かりやすく説明していきます。

「褒美」とは?

褒美とは、褒めて与える金品のことをいいます。

何か良いことをした人に対して与えるもので、目上の人が目下の人に対して与えられます。

大人が子どもに与えるものを「ご褒美」といったりもします。

また、褒美は褒めることそのものを指す場合もあります。

「報酬」とは?

報酬とは、労働に対して支払われる金銭のことをいいます。

会社員の場合には、給与や賞与、退職金などが報酬にあたります。

テレビ番組などに出演する人が受け取る出演料なども報酬になりますし、新聞や雑誌などの記事を書いて受け取る原稿料なども報酬になります。

また、金銭だけではなく、物品を報酬とすることもあります。

「褒美」と「報酬」の違い

褒美は何か良いことをした人に与える金品で、報酬は労働の対価として支払う金品をいいます。

褒美は必ず与えなければいけないというわけではなく、与える側の判断で与えるかどうかを決めるものです。

報酬は、事前の取り決めに従って労働した人に対して必ず支払う必要があります。

「褒美」の例文

・『子どもがお手伝いをしてくれたので、ご褒美として玩具を買ってあげました』
・『私の会社では勤続20年になると褒美として5万円分の商品券がもらえます』
・『自分へのご褒美として美味しいスイーツをお取り寄せしていただきます』

「報酬」の例文

・『大きな報酬が得られるのが魅力ですが、かなりハードな仕事です』
・『ボランティアなので無報酬ですが、とてもやりがいがあります』
・『結婚が成約したら結婚相談所に成功報酬として成婚料を支払わなければなりません』

まとめ

褒美は何か良いことをした人に褒めて与える金品のことをいいます。

それに対して報酬は、労働の対価として支払う金品を指しています。

褒美は必ず与えなければいけないものではありませんが、報酬は事前の取り決めに従って支払う必要があります。