「5w1h」と「5w2h」はいずれも情報を伝えることに関するフレーズですが、細かな意味が異なるため区別して覚えることが必要です。
この記事では、「5w1h」と「5w2h」の違いを分かりやすく説明していきます。
「5w1h」とは?
「5w1h」は「ゴダブリューイチエイチ」と読む言葉で、「物事を正確に伝達するための6つの要素」を意味します、「5w」は英語の“when”(いつ)、“where”(どこで)、“who”(誰が)、“what”(何を)、“why”(なぜ)の頭文字から、「1h」は“how”(どのように)の頭文字から成り立ちます。
「5w2h」とは?
「ゴダブリューニエイチ」と読む「5w2h」は、「物事を正確に伝達する際に使う7つの要素」を意味する言葉です。
「5w」は英語の“when”(いつ)、“where”(どこで)、“who”(誰が)、“what”(何を)、“why”(なぜ)の頭文字を示し、「2h」は“how”(どのように)、“how much”(いくら)の頭文字を示します。
「5w1h」と「5w2h」の違い
「5w1h」も「5w2h」も「物事を正確に伝達するための要素」という意味合いを持つ点は同じで、それぞれ共通点もありますが相違点も存在します。
「5w1h」は「物事を正確に伝える際の6つの要素」のことを指し、英語の“when”(いつ)、“where”(どこで)、“who”(誰が)、“what”(何を)、“why”(なぜ)、“how”(どのように)が含まれています。
伝えたい情報を「5w1h」の要素に従って構成していくことで、伝えるべき内容がわかりやすく整理され、他者にも理解されやすくなります。
「5w1h」はビジネスシーンなどにおける連絡や報告、電話応対、相談時などで活用されています。
一方、「5w2h」は「物事を正確に伝える際の7つの要素」を意味します。
「5w」の意味は「5w1h」と同じですが、「h」を示す要素に“how much”(いくら)が加わって「2h」となっています。
「5w2h」は、商談やマーケティングなど「金額」や「予算」に関する情報を伝える際に用いられています。
なお「5w2h」については、“how much”(いくらで)の代わりに“how many”(どのくらいで)を使う場合もあり、この場合は数や量に関する情報伝達に役立つといわれています。
まとめ
「5w1h」は“when”(いつ)、“where”(どこで)、“who”(誰が)、“what”(何を)、“why”(なぜ)、“how”(どのように)から成る「物事を正確に伝達するための6要素」を示し、「5w2h」は上記の要素に“how much”(いくら)が加わった「物事を正確に伝達するための7要素」を示します。
話の内容をよりスムーズに伝えるために、シーンに合わせて両者を活用してみてください。