特定の目的のために人が集まったり活動する体制を表す言葉には「組織」や「機構」があります。
この記事では、「組織」と「機構」の違いを分かりやすく説明していきます。
「組織」とは?
「組織」とは特定の目的に向かって人が集まり様々な活動する全体を表す言葉です。
「組織」は英語で“organization”であり、こちらは色々な場面や略称にも使われています。
「組織」はこれ以外にも生物における細胞が集まったものを表す時にも使われており、それぞれの組織は独自の構造や活動しているのが特徴です。
「機構」とは?
「機構」とは機械の内部構造や会社や団体などの「組織」を表す言葉です。
「機構」は英語で“mechanism”や“organization”と書き、前者は機械の内部構造のみに使います。
「機構」は色々な「組織」の名前として使われることが多く、有名なものには「北大西洋条約機構」があります。
この機構の略称はNATOであり、正式名称は“North Atlantic Treaty Organization”です。
「組織」と「機構」の違い
この2つはどちらも特定の目的に向かって人が集まったものや活動する構造や体制を表す言葉です。
「組織」は身体の細胞が集まったものを表し、「機構」は機械の内部構造を表す時にも使います。
「組織」の例文
・『組織票が存在したかどうかの調査が行われていますが、だいぶ旗色が悪そうです』
・『あの犯罪組織は国際的なテロリズムに関わっているとの疑念があり、緊張感が高まっています』
「機構」の例文
・『ネジの機構を子供の頃はとても不思議に思っており、よく分解して調べていました』
・『その条約機構は未だに反対国がいることで問題が起こりがちになっています』
まとめ
「組織」や「機構」は特定の目的を持った集まりや体制を表す言葉です。
「組織」は会社など一般的な場面でもよく使われており、「機構」は条約に基づいた集まりを表す時にも使います。